介護業界は、慢性的に人手不足が続いています。介護職もほとんどの事業所において不足状態です。それだけに介護職にはすぐになれるというメリットがあります。必要な資格も他の職種に比べると短期間、低価格でとりやすく、資格取得の費用をバックアップしてくれる職場も多いのです。
ただ、介護と言えば3K(キツイ、キタナイ、給料やすい)という言葉があり、このイメージで介護職を避ける人も多いのが現実です。
実際に現場で働く人からは「キツイこともあるが、工事現場での重労働や他のサービス業でのクレーム対応に比べると、そんなにキツイとは思わない」というような声も聞きます。また「基本的に室内が多い仕事なので、キタナイという感覚は全くない。排泄対応は慣れるし、要領が良くなれば全く苦ではなくなる」という介護者もいます。
給料安いについては、初めは確かに安いかもしれませんが、どんな業界もそういうものです。介護も、経験を積むに連れて、介護福祉士手当、サービス提供責任者、管理者など報酬のステップアップの道が続きます。そして、何より事業所運営という事業主への道も拓ける可能性があります。こうなると、給料が安いなどとは言えません。年商が数億の20代30代の「介護者あがりの事業主」がけっこういます。特にヘルパー派遣事業は、人集めさえ工夫し、真面目に運営すれば、他の業界の事業に比べて少ないリスクで行えます。
世間の介護職に関するイメージを鵜呑みにすることなく、自分自身で確認してみてほしい。周りが3Kと思っているなんて逆にチャンスなのです。入りやすくて夢も大きい「介護職」こそ未経験者におすすめの職種です。